ライト・オン・デザイン・プロジェクトについて
ライト・オン・デザイン・プロジェクトとは
ライト・オン・デザイン・プロジェクト(The Light on Design Project)というのは2002年に私たちがスタートさせたプロジェクトです。このプロジェクトに参加する人たちは大学で特別支援教育や美術教育に関わる人たち、地域、現場の施設で障害児の教育、訓練に直接携わる人たちなど、同じ立場の人間でない人たちが、いっしょに一つのイベントを行い、お互いを尊重し合い、お互いがそれぞれの領域の視点で成果をあげようとしています。
3つの目的
プロジェクトの第1の目的は、子どもたちに提供される「創作活動」を中心としたイベントを楽しんでもらい、その喜ぶ顔を見ることにあります。単純な目的ですが、このプロジェクトを動かしている原動力はここにあります。私たちは子どもたちから「楽しかった」とか「おもしろかった」という言葉をかけられことが好きです。作品作りや演奏には、制作者や演奏者の「楽(たのしい)」を引き出す力があると思います。このプロジェクトでは美術・芸術のその力を使ってそれを実現しようとしています。
プロジェクトの第2の目的はチャレンジです。見えない・見えにくい子どもには様々なバリアがあります。そうしたバリアの中には、少し手をさしのべるだけで、バリアでなくなるバリアもあります。また、おとな達の思いこみで、目の不自由な子どもたちに出来るはずのことをさせていないこともあります。バリアをほったらかしにしたり、子ども達をほったらかしにしてしまうと、子ども達は経験不足になり、せっかくの能力を眠らせたままにさせる可能性が高くなります。もし私たちがアイデアを出し合い、バリアを乗り越えやすく手助けすることで未知の体験を子ども達に提供できるのなら、その試みは子ども達の活動を大きく変えていくでしょう。そして、そうしたアイデアを考えることは私たちにとっても楽しいチャレンジになるのだと思います。私たちの普段の生活では考えないことを、目の不自由な子どもとの出会いから問い直し、作品作りを一緒に楽しむことで、子どもたちも私たちも変わり、その結果として味わいある作品や演奏が残されるとしたら、そこに共通の喜びを感じるに違いないでしょう。このチャレンジは私たちの「喜(よろこび)」です。子どもたちの楽(たのしい)を引き出すことはみんなの喜(よろこび)になるでしょう。
プロジェクトの第3の目的は、目の不自由な子どもたちの家族への支援です。障害児の親には子どもを立派に育て上げたいという強い意志があります。ところが、それを実現するさせるための情報が不足しています。この問題は、特に目の不自由な子どもたちを取り巻く世界で深刻です。「どこに相談に行けば良いのかわからない」とか「この子の未来を語ってくれる人がいなくて不安」といった言葉を良く聞きますが、これは情報不足に原因があります。このプロジェクトでは親同士の出会いを作りたいと願っています。子どもたちがイベントに参加している間に、親同士が話し合える場面を提供したいと思っています。また、親が、子どもと同じような見えにくさを体験しているおとなの人たちの話を聞いたり、教師や福祉職などの専門職の人たちの話を聞いたりする機会を作っていますが、それは少しでも目の不自由な子どもを育てる家族が子育ての情報を得られるようにしたいと考えているからです。子どもを育てるのは親だし、子育てに責任を持つのも親です。ですから、その親にできるだけの情報を提供したいと思っています。そこで、子ども達が集まる場を利用して子どもと一緒に集う親に出会いの場を提供しています。率直な意見交換は人のつながりを作り出し、知識を増やし、親の判断力を高めるのに役立つでしょう。情報の提供から、親としての責任を果たすことができる子育ての力が生まれるのだと考えています。ですから、このプロジェクトは未来に向けてのユニバーサルな出会いの場だと考えています。
スタッフ
山本 利和 (やまもと としかず) (プロジェクト代表)

大阪教育大学で特別支援教育を教えている先生。いろんなアイデアを出して楽しんでいる。大学では視覚障がい児と関係する講義を担当している。2002年にライト・オン・デザイン・プロジェクトを立ち上げ、今に至っている。夢は子ども達が立派なおとなになること。気の長いこと、世話好き、鈍感なところが取得である。
藤堂 敏 (とうどう さとし) (プロジェクト副代表)
藤堂さんはグラフィック・デザイナーである。記憶に残るデザインを生み出し、いつも感心させられる。少しシャイで、自己主張はしっかりとあって、かっこいい。藤堂さんは人間への関心がものすごく強い。いつも人間関係を考えている。人間関係へのこだわりを感じる。藤堂さんは学生と真剣に語り合う大学の先生だったから、学生は藤堂先生が好きである。語り合ってくれる人を、人は好きになるのだ。ライト・オン・デザイン・プロジェクトのスタッフの中で一番のヘビースモーカーである。
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岡田 弥 (おかだ あまね)
加藤 可奈衛 (かとう かなえ) 詳しくはこちら
金井 謙介 (かない けんすけ)
神屋 郁子 (かみや いくこ)
木村 好博 (きむら よしひろ)
辰己 恵美子 (たつみ えみこ)
堀越 喜晴 (ほりこし よしはる)
和田 眞由美 (わだ まゆみ)

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